ベッドの下
みなさんはベッド派ですか?
それとも布団?
私が大学時代の話です。
友人宅にお泊りをしました。
一緒に遊びに行って帰りが遅くなり終電も無いので
急遽泊めて貰う事になって
着の身着のままで彼女のうちへ。
お酒が入っていたので
すぐ床に就くことにしました。
彼女のベッドに私が寝て
床に布団で彼女が休む事に。
布団を敷く作業を手伝っている時
ふとすぐ傍のベッドに目をやりました
よくある一般的なパイプベッドでしたが
気になったのはそのベッド下の空間です。
私は自分のベッド下を出来るだけ
物で一杯にしています
下に空間があると
そこに何かが入り込んでくるからです。
(みなさんのとこも
そうといっているわけではありませんよ)
私はそういう感覚が
人と違うため
あちらサイドもわかるんでしょう
なんとなく
隙あらば寄ってこようと
いう感じがあるみたいで。
ちょっと気になったのですが
お酒のせいもあって
まあ大丈夫だろうなと
そのまま眠る事にしました。
どれ位か経って
ふと目が覚めると
友人のウゥ〜ンという声がしたので
何気に下の彼女を見ようと
体を乗り出しました。
見ると彼女の顔に
手が
ベッドの下から伸びて出てきてるじゃないですか
「〜!!」
逃げ場は無いし
泣きそうになりながら
取りあえずベッドの上でタオルケットにくるまり
枕の横に座り込みました。
「嫌すぎる〜!」
ズルズルと這い出る音が聞こえます。
彼女がいるのもおかまいなしで
その上を這って出て来ました。
まだそのころは
貞子も出てきてなかったので
リングを何年後かに見たときは
この時の事を思い出しましたね。
Tシャツに短パンという格好で
髪の長い20前後の女でした。
「こっち振り返ったらどうしよ」
とドキドキしていたら
そのまま玄関まで這いながら行き、
途中のバスルームに入って行きました。
友人をたたき起こして
見に行きましたが
何も居ませんでした。
あったことを話す前に
彼女に話を聞くと、
たまに夜中にシャワーの音で
目が覚めることがあるそうで
行くと止まっているとか。
霊だのなんだのに全く縁が無く
どちらかというと、居ても
気付かないで済むタイプだったんですね。
そんなことあったら
シャワーとか気持ち悪くない?と聞くと、
別に水道代もかさんでないし
困ってる訳じゃないからいいんじゃないかなあ。って。
なんたる現実主義!
すばらしい!
そういう気持ちが
彼女を守ってるんですね。
なんのためにシャワーを浴びるのか
わかりませんが
今も彼女は
当時のままの家に住んでいて
シャワーの音もするそうです。
そしてベッドの下は空けたままだそうです。
二度とその家に泊まりに行ってませんが
共通の友人が泊まったとき、
その話を聞かせてたもんですから
怖くて眠れなかったそうで
おまけに
見えないけど
這う音と
水の流れる音は聞いたそうで。
這う姿はまさに貞子。
でも私に向かって来た訳じゃないから
よかったけれど。
あんなん向かってきたら発狂しそう…
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