異質
あなたは外出先から家に戻ったとき
自分の空間に
何か得体の知れない者が居たらどうするでしょう?
夜中目が覚めて
何かと対面するとかじゃなくて
はっきりと現実の生活からの続きで
相手が自分を待っている場合。
紛れもない現実の世界で。
私は
夜不思議なものを見るより
明るい気に満ちた
生活の場で見ちゃう方が寒気がします。
前にも言いましたが
暗いとこは居て当たり前というか。
日の高さが紛れもなく現を感じさせるから。
私が大学に通って居た頃
よく構内の図書館の書庫に入り浸っていました。
私は本というものが好きで
ジャンルを問わず読み漁ってました。
その書庫の
或る通路の行き当たりは
寒く何か違和感があったので近づきませんでした。
が、司書の方に
本を探してもらう時
一度そこについて行ってしまったことがあったのです。
行ってみてわかったのは
そこが『道』になっているということでした。
『道』というのはなんと表現したらいいのか
・・・異世界との連絡通路みたいなもの?
と表現するべきか、つながってるとこがあるんですね。
知らないままで居たかったなあ
と思いましたがもう遅かった。
授業も終わり
買い物して家路に着くと
部屋の真ん中に真っ黒い者が。
それは一般的に言われる
霊のような念モノじゃなくて
異世界のなにかでした。
(表現うまく出来ないなあ)
『見える』のではなくて
『居る』んです。
異質のものに私は戸惑いました。
出合った事が無かったからです。
祓う
というのは出来そうにありません。
自分の力ではどうにもならないことは
なんとなくわかったからです。
相談を受けていても
こんな訳の分からん何かに遭遇したことは
ありませんでした。
能力の強い
知り合いの方に頼んで
連れて帰ってもらいましたが
彼女がくるまで
私は玄関の外で待っていました。
気のせいか
玄関ドアがたまに中からガタンというのが怖かったです。
何だったかを聞きましたが
「あんたは感じ易いから知らない方がいいよ
世の中まだまだ色んな世界があるってことよ」
と教えてくれませんでした。
事が事だけに深入りするのは
よくないと思い
気になりつつ放っておきました。
それがひょんなことで
なんとなくそうかなっと判ったんですが。
私は今までTVに出る霊能者を
あまり信用しませんでしたが
立原美幸さんの事は納得しましたよ。
(ご存知ですかね?)
私の部屋に来てたものは
彼女の言っていた『魔物』だったのかなと思いました。
言ってる事が私の体験と似ていたから。
(言葉の表現はあまりしっくりこないんですが)
そして書庫の道は『魔道』だったのか…と。
(これもなんだかなあ。ですが)
何だったのか
全然見当もつきませんでしたから
そういやこれかもなんて。
そんなものがあるなんて知らなかった。
知り合いの言うとおり
まだまだ知らない世界があるんですね。
きっとあの書庫には
まだ道があるでしょう。
今もうあそこへは行きませんが
誰かの所に今も何かがついて行ってるかも知れないですね。
放って置きっぱなしなんて
不親切?
でも己で対処出来ない事を
騒いでもしかたありませんから・・・
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